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2017.01.10(Tue)

韓国ソウル市内の行ってみたい伝統市場7選

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韓国にある「伝統市場」は、その土地に暮らす人々の日常がそのまま反映されている場所です。さまざまな物資や食料品、そしてB級グルメなどであふれかえっています。
特に、ソウル市内とその周辺には伝統市場がたくさんありますが、その中でも特に人気で賑わいがあり面白そうな市場を7つご紹介します。ぜひ、旅のコースに加えてみてください!

1.南大門市場

rinkunさん(@rinkun)が投稿した写真 -

地下鉄4号線会賢(フェヒョン)駅より四方に広がるのが、南大門市場(ナンデムンシジャン)です。
600年もの歴史がある市場で、軒を連ねる店舗は子供服・レディースウェア・メンズウェアなどの繊維製品や台所用品、民芸品、土産物、食品、日用雑貨、アクセサリーなどなど、日常生活に必要なものがほぼ揃う「韓国最大」の総合市場と化しています。小さな路地の隙間の路面店や屋台を含め、1万店あまりの卸売り・小売り各店舗や飲食店がぎっしり並びます。また市場東側には新世界(シンセゲ)百貨店があり、百貨店の大通りを越えると明洞エリアへ続きます。韓国を訪れた外国人観光客は、必ずと言っていいほどチェックするスポットです。

<基本情報>
名称:南大門市場(ナンデムンシジャン)
住所:ソウル特別市 中区 南大門市場4キル21 (南倉洞)
電話:+82-2-753-2805
営業時間:17:00~23:00
定休日:日曜日
URL:http://www.namdaemunmarket.co.kr/

 

2.広蔵市場

地下鉄1号線鍾路(チョンノオガ)5街駅のすぐそばにあるのが、広蔵市場(クァンジャンシジャン)です。
他の市場の営業が週何回かのみだったのに対し、広蔵市場は常設市場としてのパイオニアで、その歴史は100年以上にもさかのぼり繁栄しています。韓服(ハンボッ)などの伝統衣装や衣料品にはじまり、食品、寝具、工芸品に至るまで幅広く取扱店が並んでいます。また螺鈿細工、高麗人参、海苔といった特産品については豊富な種類を網羅しているようです。観光コースとして指定され、外国人客が頻繁に訪れています。市場が定休の日曜日は露天商通り、食いだおれ通りが営業しています。刺身、キンパプ、スンデクッパ、カルグクス、ピンデトクといった日本でも珍しい韓国料理が味わえます。

<基本情報>
名称:広蔵市場(クァンジャンシジャン)
住所:ソウル市 鍾路区 昌慶宮路88(礼智洞)
電話:+82-2-2267-0291
営業時間:一般商店街 8:30~18:00 飲食店/食品 8:30~23:00 衣類 21:00~翌日 10:00
定休日:日曜日
URL:http://www.kwangjangmarket.co.kr/

 

3.鷺梁津水産卸売市場

韓国が日本統治下にあった1927年、国内初めての水産市場として開かれたのがこの「鷺梁津水産卸売市場(ノリャンジンスサンシジャン)」です。当時は「京城水産(キョンソンスサン)」と呼ばれた市場です(京城とは日本統治時代に使われたソウルの名称)。独立後も水産物市場として栄え、場所を移転しながらも現在まで続いています。最寄りは鷺梁津駅。30店ほどの卸売商が軒を連ね、魚介類など水産物が取り引きされています。おそらくここでなら、ソウル市内の一般店より安価に食材を購入することができます。

<基本情報>
名称: 鷺梁津水産市場(ノリャンジンスサンシジャン)
住所:ソウル特別市 松坡区 良才大路932 (可楽洞)
電話:+82-2-2254-8003、8004
営業時間:1:00~(卸、競り)/0:00~24:00 (高級)/1:30~22:00 (大衆)/3:30~22:00 (冷凍)/1:00~22:00 (貝類)
定休日:年中無休
URL:www.susansijang.co.kr

 

4.可楽市場

可楽市場(カラクシジャン)は、農水産物卸売市場として1985年にオープンしました。
農水産物流通団地として韓国最大の規模だそうです。1986年に畜産市場も参入、1988年にはその他の直売市場が参入して今日の規模にまで成長を遂げています。一般的な市場異なる点は、産地から運ばれたものが箱詰めのままトラックから積み下ろされ、そのまま山積みされている光景が目立ち、より臨場感があることです。もちろん一般の方々も購入が可能です。最も消費量が多いニンニクと唐辛子は専門で売り場が独立しています。

<基本情報>
名称:可楽市場(カラクシジャン)
住所:ソウル特別市 松坡区 良才大路932 (可楽洞)
電話:+82-2-3435-1000
営業時間:青果・水産0:00~24:00 畜産4:00~22:00
定休日:「青果・水産」日曜日、1月1日、ソルラル(旧暦1月1日)・秋夕(旧暦8月15日)連休 、「畜産」日曜日、1月1日、ソルラル(旧暦1月1日)・秋夕(旧暦8月15日)連休、祝日
URL:農水産物食品公社 www.garak.co.kr

 

5.清涼里伝統市場

地下鉄1号線清涼里(チョンニャンニ)駅よりすぐに大きなゲートがあり、そこから祭基洞(チェギドン)駅までの一帯は大きな市場になっています。清涼里市場は朝鮮戦争後、北部で採れる農産物の集積地兼販売地としてスタートしました。現在は青果物や乾物を取り扱う在来市場と、漢方薬剤市場である「京東薬令市場」とに大別され、各々が独特の雰囲気を持っています。特に京東薬令市場は、漢方を煎じた特有の匂いが漂い国内漢方薬の約70%が集まります。800軒あまりある取扱店が軒を並べています。

<基本情報>
名称:清涼里伝統市場(チョンニャンニジョントンシジャン)
住所:ソウル市 東大門区清涼里洞778
電話:02-960-4125
営業時間:お店により
定休日:旧正月・秋夕、その他お店による

 

6.九里伝統市場

ソウル市の東側に位置し龍山(ヨンサン)駅から中央線で30分ほど、市のベッドタウン一帯にあります。
1960年代後半に創設して以来、「お客様に幸せで楽しい伝統市場を提供する」というスローガンのもと繁栄し、2005年に認定市場となりました。アーケード通りとなっており屋根におおわれているため、雨天時も傘いらずでショッピングが楽しめます。通りの両側に店舗が並ぶだけでなく、中央部分ではリヤカーによる簡単なお店も開かれています。

<基本情報>
名称:九里伝統市場(クリチョンドンシジャン)
住所:京畿道九里市水澤1洞417
電話:031-568-8700
定休日:年中無休
URL:http://www.gurisijang.co.kr/front/Common.do?cmd=goDomain&p_radioyn=N

 

7.ソウル風物市場

harucopさん(@harucop)が投稿した写真 -

ソウル風物市場は韓国固有の生活用品、観光用品、土俗商品や伝統的な韓国料理のお店が立ち並び、さまざまな買い物や食事を楽しむことができます。以前は清渓川に架かる高架道路の下にあり「黄鶴洞(ファンハクドン)蚤の市」として知られた露店の集まりでしたが、高架道路が撤去されたことで元サッカー場の「東大門運動場」の一部へ移り「東大門風物蚤の市」としてオープンしたのが原型です。店舗数は900ちかくあり、「川」をコンセプトにした3つの建物が連なっています。特徴的なのは、骨董品をはじめ、懐かしグッズや全国各地の特産品が中心で、一般的な店舗には並ばない珍品が主流です。

<基本情報>
名称:ソウル風物市場(ソウルプンムルシジャン)
住所:ソウル市東大門区新設洞109-5 営業時間:10:00〜19:00(店舗によって異なる)
定休日:毎月第2・4火曜日
URL:www.seoulfolkfleamarket.com/

 

いかがでしたでしょうか?ソウル市内および周辺には、伝統市場がたくさんあります。
今回はその中でも、旅行をしたら立ち寄りたい伝統市場の7つをご紹介しました。各市場にはその土地柄や経緯によって特色が出ています。
普通の店よりも品物が安く、そして品目が豊富なことが大きな魅力です。観光の際はぜひ伝統市場を訪れてみてください。 

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