南に太平洋、北に四国山地と自然がいっぱいの高知県では、四季折々の美味しいグルメが味わえます。せっかく高知を訪れるのなら、地元の素材を使った高知県ならではのメニューを楽しみたいですよね。そこで今回は、高知に行くなら絶対に押さえておきたいメニューを紹介します!
表面を炙って、薬味とタレと一緒にいただくかつおのたたき。「土佐造り」とも呼ばれ、高知のグルメの代名詞的な存在です。旬の時期は、3月〜4月の「初かつお」、そして9月〜10月の「戻りかつお」の2回! 初かつおはさっぱり、そして餌を食べて戻ってくるという「戻りかつお」は丸みがあり、もっちりとした食感が楽しめます。
ほぐした焼き魚をいれた柚子酢でつくった酢飯の上に、しいたけやにんじん、錦糸卵をあしらい、さらにその上に酢飯をのせて何層にも重ねてつくる押し寿司の一種「こけら寿司」。高知でお祝いごとの際に食べられる華やかな郷土料理です。季節や作り手によって具材はさまざま。通年を通して食べることができます。
天然物は希少な、高級魚クエ。高知県では漁獲量が多く、冬になるとクエ鍋を出す料理店が増えます。脂がのった白身はやわらかく上品な味わいで、高知県産の柚子果汁でつくられたポン酢との相性も抜群。最後はクエの旨味がたっぷりの出汁でつくる雑炊でしめるのがおすすめです。旬は12月〜2月。冬に訪れる方は必ずチェックを!
角切りにした大根や人参、ごぼう、里芋、こんにゃくをだしで煮た郷土料理「ぐる煮」。「ぐる」とは、一緒に、集まる、といった意味を持つ高知県の方言。つまりいろんな野菜を集めて煮たのがぐる煮です。材料や味付けは家庭やお店によってさまざま。特に寒い冬に食卓に並ぶ郷土料理です。
つわぶきの葉を敷いてつくる押し寿司。「おしぬき」と呼ばれる3升ものご飯が入る箱に何段も重ねていき、つわの葉で挟んでいただきます。具材はさばや干し大根や干し椎茸、にんじん、ごまなどが用いられ、祝いの席での定番料理。この「おしぬき」と呼ばれる箱で抜き取ることから、「厄が抜けた」として喜ばれるそうです。
絶対に押さえておきたい高知グルメということで、高級料理から郷土料理まで、幅広くピックアップしてみました。旬にしか味わえないものから一年を通していただけるメニューまであるので、ぜひ訪れる時期に合わせてチェックしてみてくださいね。