京都の三条通は、まるでパリのような街並みに出会えるオシャレなスポット。街並みだけでなく味覚でも楽しめる、その歴史と新しい魅力をご紹介します♪
京都の「三条通」は、京都市街地の中心部にある東西路。東は蹴上(けあげ)、西は嵐山の近くにまでおよびます。ここは、平安京の三条大路でもあり、江戸と京を結ぶ「東海道五十三次」の終点にあたる場所。
室町時代には、軍馬を通すために豊臣秀吉の命により大改修が行われ、三条大橋を架橋させました。昔から西の拠点として大変繁栄した場所なのです。
最大の特徴は、明治から昭和初期に建てられたオシャレな洋館が数多く残されているということ。実はこれには深い理由があって、明治に天皇が京都から東京へ奠都(てんと)したことがきっかけだといわれています。それまで政治や文化の中心地として栄えてきた京都でしたが、都が遷ると同時に街は輝きを失いつつあったのです。そんな時、京都の人々が街の活気を取り戻すために取り入れ始めたのが、海外の技術でした。それが、今も三条通に残る洋館建築へと繋がっていったというわけです。
とくに烏丸御池駅~三条駅の間はレトロな洋館が数多く立ち並ぶエリア。京都といえば和風の風景が多く残っていることが有名ですが、三条通には異文化の香りが上手く溶け合い、まるでパリのような雰囲気が漂っているので、お散歩コースにもオススメ!中でも、大正9年に建てられた洋館は商業施設として復活しています。ショップはもちろん、カフェや食事が楽しめるお店がたくさん入っているので、ついつい寄り道してしまう場所のひとつです。
他にも、旧日本銀行の京都支店を博物館として再利用している建物や、京都市の有形文化財に登録されているビルなど、つい足を止めたくなる洋館にたくさん出会えますよ♪
老舗喫茶も立ち並ぶ三条通には、オシャレなカフェもたくさんあるので、トレンドのスイーツに出会える嬉しいスポットでもあります。三条通は、別名「チョコレート通り」とも呼ばれるほど、高級チョコレートの有名店が続々と進出しているんです。オシャレなテラス席でチョコレートやケーキをいただくこともできちゃいます!パリはもちろん、ニューヨーク生まれの有名店などもたくさん揃っているので、散歩をしながらスイーツ&チョコレートを優雅に楽しむのもいいですね。
和の景色に出会える京都の街もいいけれど、パリのようなモダンな雰囲気を楽しめる三条通は、新しい京都の魅力をを発見できるスポット。建物はもちろん、スイーツやチョコレートを目当てにお散歩するのもいいかもしれませんよ♡