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2016.08.04(Thu)

アクティブなビジネスマンにおすすめする「枕の選び方」

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国内外問わず出張するビジネスマンにとって快眠こそ大切。寝具の選び方で健康とも関係性が高まります。枕は肩や首の痛みへ顕著に表れやすいもの。快適なビジネスライフにも直結する正しい枕選びについて考えてみましょう。

 

ビジネスマンを蝕む睡眠障害について

社会の仕組みが便益化され、コンビニエンスストアに代表するような24時間化が進んでいます。その影響下、サラリーマン・ビジネスマンの就労時間は、シフト制導入等の体制改革も目立ち、生活様式の不規則さが伴っています。

また国外出張の増加も目立ち、睡眠環境の悪化は如実になっています。広義には経済不況が続き、リストラ、人事異動、転勤、成果主義から生じるストレスはますます増える一方です。

 

1.生活習慣・睡眠リズムの乱れ

生活パターンの乱れから、体内時計を司る「時計遺伝子」が働かなくなります。一般的な人の体内時計・生活リズムとは、起床時に交感神経が活動的になり、午後を過ぎる頃に副交感神経が優位になり、やがて夜眠くなる頃に「概日(がいじつ)リズム」を刻みます。

この時計遺伝子の働きが悪くなると、概日リズムが乱れて、自律神経の働きやホルモンバランスも昼夜逆転し時差ボケに近い状態へと陥るのです。今やビジネスマンを取り巻く環境は、睡眠時間を妨げる要因が溢れかえっています。十分な眠りを確保できる睡眠環境の整え方が謳われています。

 

2.睡眠不足がストレスの増加に関わる

ストレスを受けると脳が興奮します。ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)やドーパミンが分泌され大脳が熱を帯び、そうなると脳を休める態勢に入らなくなります。睡眠の際、神経細胞は休止するよう向かわなければいけないのに、細胞間で情報が激しく行き交ってしまいます。

悩みや余計な考えが頭をよぎると、この流れを止めることができず睡眠障害に。ストレス解消が出来ず悪循環に陥るのです。

 

枕が合わないとなぜ困る?

免疫力低下を防ぎ、ストレスを解消するためにもっとも有効なのが睡眠です。

睡眠状態が悪いと新陳代謝がうまくいかず、疲労回復に十分至りません。また肌のコンディションも悪くなってしまいます。美容や健康に欠かせない睡眠をしっかりとる方法のひとつが、上手な枕選びと使い方にあります。枕が合わないと就寝中に首の神経に負担がかかった状態となり、熟睡することが難しくなります。

 

理想的な枕の条件とは?

日々活躍するビジネスマンへ、睡眠の大切さが問われています。充実した睡眠に欠かせないアイテムの一つである枕、体調や悩みに適したものを選択し使用するちょっとした気使いで、翌日への影響が違ってきます。枕を選ぶ際は、以下の3つのポイントを基準するといいでしょう。

 

1.高さ調整ができる

理想的な枕に共通する条件は、リラックスしながら楽に立っている身体を、そのまま横にした状態を保てることです。「楽に立っている状態」は負担が少ない姿勢。クッションの具合を見る際は、仰向けに寝る場合、横向きに寝る場合も想定し、首と体がまっすぐな姿勢を保てる高さに調整できる枕を選ぶといいでしょう。

自然と顎が引け、目線は真上でなく足元寄りの天井付近が見えるような状態が理想的な位置、目安として標準体形の方の場合、3cmから4cm、女性や細身の方は、2.5cmから3cmです。

 

2.適度に硬いものを選ぶ

枕の硬さを確かめるには、頭や首、肩が上手く収まり、寝返りをうった時も楽に感じられるかが基準です。柔らかすぎるのも硬すぎても良くはありません。枕の理想的な硬さは、「頭と首を圧迫せず支える」ものです。

 

3.素材にこだわる

最適な素材については個人差もあり正解はないのですが、各々の特性を調べて自分に合ったものを選ぶことが大切です。仰向けと横向きの両方の寝心地や感触などをチェックしてみましょう。「そば殻」はひんやりとし硬め、「パイプ」は通気性がよく簡単に洗え、「ウレタン」はフィット感重視な方におススメです。

 

睡眠が大事とはいわれていても、日々忙しく働いているとなかなか気を配れないもの。そこで今回紹介したような、手軽に取り入れやすい「自分にあった枕選び」から初めてみるといいかもいれません。しっかりフィットしたものが見つかると、驚くほど気持ちのよい目覚めになりますよ。

 

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