本州の下関市と九州の北九州市を隔てる「関門海峡」。実は、歩いて渡れるって知っていましたか? もちろん海を歩いて渡るのではありません。「関門トンネル」と呼ばれる海底トンネル、つまり海の下を歩いて渡るのです。今回はそんな「関門トンネル」と、周辺のオススメスポットについてご紹介します!
関門海峡を渡る方法は、下関市民と門司区民の足である「関門連絡船」、車で渡るための「関門国道トンネル」、「関門橋(高速道路)」、在来線である「JR山陽本線」、新幹線「JR山陽新幹線」、そして人が歩いて渡るための「関門トンネル人道」の6つがあります。
車と人が通れる「関門トンネル」は、二重構造になっており上を車が、下を人が歩けるようになっています。人道の入り口にはエレベーターがあり、本州側は約55m、九州側は約60m降りていきます。通行料は無料で、約780mの距離なので15分程度で渡ることが可能。海底を歩くなんてめったにできないので、オススメです。行きは徒歩、帰りは連絡船に乗ってみるなど違うルートで渡ってみるのもおもしろいですね!
<基本情報>
名称:関門トンネル
距離:約780m
通行可能時間:6:00~22:00
料金:歩行者無料、自転車・原付20円
せっかく関門海峡を渡るのならば、周囲の観光スポットも楽しむことをオススメします。九州側にあるのが、「門司港レトロ」。JR門司港駅周辺に残る外国貿易で栄えた時代の建造物を中心に、ホテルや商業施設を大正レトロ調に整備した観光スポットです。国土交通省の都市景観100選も受賞しており、散策するだけで“レトロな雰囲気”を充分楽しめます。夜には「門司港レトロ・ナイトファンタジー」というライトアップの演出が船だまり周辺で開催されるので、夜までじっくり楽しみたいところ。
<基本情報>
名称:門司港レトロ
住所:JR門司港駅をはじめとするその周辺
せっかく海峡に足を運ぶのなら、絶景も楽しみたいですよね。そこでオススメなのが、関門海峡と関門橋を一望できる「めかり第二展望台」。また下から橋を見るなら「ノーフォーク広場」がベスト。目の前に雄大な景色が広がる、関門橋のビュースポットとして大人気です。ベンチも設置されているので、行き交う船や海峡をのんびり眺めることができます。
<基本情報>
名称:めかり公園(第二展望台)
住所:北九州市門司区大字門司
料金:無料
電話番号:093-582-2466(北九州市建設局公園緑地部)
歩いて渡れる「関門海峡」いかがでしたか? めったにできない体験なので、せっかく福岡に行くのならばぜひ足を運びたいスポットです。周辺には海峡や港町を楽しめるスポットも満載。一日かけて楽しめる場所ですよ。