グルメ
2017.05.04(Thu)

春の風物詩でもある博多名物「しろうお」って知ってる?

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春の風物詩でもある博多名物「しろうお」って知ってる?

暖かな日差しを受け、さまざまな生き物たちが活動をはじめる春。福岡には春の風物詩と言える食べ物「しろうお」があるのをご存知でしょうか?今回はこの「しろうお」についてご紹介したいと思います。コレさえ読めば、あなたも“しろうお通”になれること間違いナシ!

■しろうおって何?

「しろうお」はスズキ目ハゼ科に分類される魚で、少し黄色がかった半透明のお魚です。漢字では「素魚」と書きます。博多では、しろうお漁が春を告げる風物詩として人気なんです。東京などでも食べられる白魚(しらうお)と外見や料理方法なども似ていますね。

■どうやって採るの?

しろうお漁の代表的なものは、福岡市西区と早良区を流れる室見川(むろみがわ)で行われます。簗(やな)という仕掛けを組んで、枝で編んだ柵をV字に設置し、金網のかごを取り付けると、中にしろうおが入っているという仕掛けで漁獲するのだとか。時期は2月下旬から4月の上旬まで。その年によって漁獲高は変わりますが、2016年はたったの63kgしか採れなかったそう。その前の2015年は194kgも漁獲できているので、天候によって大きく差が出るのかもしれません。

■どこで手に入る?

福岡では一般的に料亭などで出されますが、ごく稀にスーパーなどで販売されていることも。また、近年では通信販売などでも生きたままのしろうおを購入することができるようです。博多の風物詩とも言われるしろうおをご自宅で味わってみたいという方は、ウェブで鮮魚店をチェックしてみてください。

■美味しい食べ方は?

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博多名物「しろうお」の代表的な食べ方といえば、やっぱり踊り食い!生きたままのしろうおを醤油や二杯酢につけていただきます。噛むとあっさりとした甘みもありますが、噛まずにピチピチとしたのどごしを楽しむのもオツ。ほかにも、酢の物やお寿司の軍艦巻き、かき揚げや卵とじなどでいただくのも美味です。

福岡の春の風物詩、しろうおの料理を堪能してみませんか?しろうおの踊り食いは、今までにない新たな感動が味わえるはず。土産話のタネにもピッタリです!春に福岡を訪れた際には、ぜひこのしろうお料理をお召し上がりくださいね。

 

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