グルメ
2017.02.28(Tue)

日本とは似て非なるもの!?韓国で食べてみたい朝食

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日本の朝食といえば、「納豆、海苔、鮭、目玉焼き」などの定番があるのと同様に、韓国には韓国らしい朝の定番メニューがあります。旅行や出張などで韓国へ訪れたら、一度は素朴な味を嗜んでみたいものです。そんな代表的な韓国流ポピュラーな朝食をご紹介いたします。

 

1.チュッ(お粥)

peruさん(@peru.kyou)が投稿した写真 -

韓国の朝食の中でも、一番人気で消費の多い料理は「チュッ(お粥)」でしょう。日本でも古くからお粥は親しまれ、病中病後の滋養の為や消化の良いものという意味で食され続けています。最近は健康志向の人も増え、ちょっとしたブームにもなり、専門店も多くあります。
韓国のお粥は、日本のお粥のようにあっさりしたものではありません。中身の濃厚さとバリエーションの豊富さが特徴的です。海産物や鶏肉、ごま油も使われていることもあり、高麗人参が入ると薬膳としての位置づけになります。ソウル市や主要都市の朝食バイキングでも定番として提供されています。

 

2.ソルロンタン

@vvseoulfoodvvが投稿した写真 -

「ソルロンタン」とは、牛の足の骨や臀部の肉などをじっくりと煮込んだ白濁スープのこと。10時間以上煮立てれば臭みが無くなり完成です。この中にスライス牛肉や素麺等が入ります。ソルロンタン自体は淡白で薄味のスープで、お好みに合わせて塩、コショウ、もしくは「タデギ」と呼ばれる唐辛子のペースト状の薬味を加えて、味調整をしていただくのが通常です。
他にも白ご飯やつけ合わせキムチと一緒に食べるか、それらをスープに入れて食べる人もいます。

 

3.ファンテ

「ファンテ」とは、日本の「スケソウダラ」のことを指します。これを乾燥させたものです。
スケソウダラそのものは韓国で「ミョンテ(明太)」といい、このミョンテを干したり凍らせたりして活用します。
名称も調理方法も様々なマルチ食材として親しまれています。そのまま焼いたり、スープや煮物、お粥の具などにするのが韓国でのポピュラーな食べ方。ファンテを使ったスープが、韓国では二日酔い解消の最も良い料理とされているため、深酒等をした翌日の朝食として食べることを習慣にしている人もいます。

 

4.韓国版ホットトースト

@heo4000が投稿した写真 -

朝は慌ただしく通勤や通学に向かう人々が多い時間帯です。それは韓国の日常も一緒で、少しでも時間を短縮して目的地へ向かいたい人が多くいます。そんなカルチャーから派生し定着したのが朝の屋台。中でも熱々のトーストを振る舞う露店がたくさんあります。値段もリーズナブルで素早く食べられるので、トーストはサラリーマンに限らず旅行者にとっても重宝する朝メニューとなりました。

朝営業のテイクアウト式トーストの店も見かけます。気になるその中身は、ハムエッグ、チーズ、野菜などオーソドックス。一番特徴的なのは、韓国流のトーストは鉄板の上にバターをひき、食パンに焼き目をつけ、徐々に具を入れて焼き上げる方式という点です。

 

5.キンパッ(海苔巻き)

「キンパッ」は韓国版海苔巻きです。見た目は日本の海苔巻きと大差がありませんが、キンパッのキム(海苔)に「韓国海苔」が使われています。街中のいたるところで販売されていて、日本の海苔巻き以上の人気があるようです。キンパッの中身に使われる具材は、専門店などによって様々なバラエティさがあり、中には100種類に及ぶメニューをそろえるほどの店舗やチェーン店もあります。

 

いかがでしたでしょうか? 韓国およびソウル市などの主要都市周辺では、色々な朝食定番メニューが楽しめます。興味深いのは、日本の食に近いようでいて独自な特色が出ていること。そして品目の豊富さや値段の優しさが魅力です。
観光や出張の際にぜひ食べてみてください。

●掲載内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。
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