タイのスイーツには、日本人好みの味がいっぱい!
その理由は、もち米(カオニャオ)にあります。ココナッツミルクと卵のカスタード(サンカヤ)を載せた「カオニャオサンカヤ」は、タイのポピュラーな朝ごはんです。もち米には、赤米やクミン、ウコンなどで色付けするのがタイ流。おこわの“和”の食感に、カスタードの“洋”の甘さが絶妙な、ぜひ試してほしい逸品です!フレッシュな南国フルーツともち米のコラボスイーツ、ほかにもたくさんありますよ♪
バンコクのパフェは、フルーツの味が濃く、どこで食べてもハズレなし。暑いなか歩き回った後は、ドリアンアイスのパフェがおススメです。「カオニャオドリアン」は、濃厚なアイスに、カオニャオのアクセントが効き、若い女性たちに人気。最初は「なぜこんなところにごはんが!」と思った人も、その味を知れば納得するはず。カオニャオなしのパフェは物足りない、との声もあるほどです。
街を歩くと、あちこちにスイーツ屋台!屋台では日本の「ちまき」のような「カオトムマット」を食べられますよ。もち米をバナナの葉で蒸しあげていて、ちょい食べおやつの定番♪もち粉とココナッツをヤシの葉でくるみ焼いたものや、炊いたもち米に味付けをしてバナナの葉でくるんだものなど種類もいろいろです。中身は、黒豆やココナッツの砂糖煮、カスタードなど、どこか懐かしい甘さ。葉の香りがほのかに移り、中からバナナが登場するという、素朴ながら病みつきになる味わいは、試してみる価値あり!
タイならどこででも食べられるマンゴーのスイーツが「カオニャオマムアン」です。ココナッツミルクで炊いたもち米はうっすら塩味も効いていて、マンゴーのとろける甘さとマッチするテッパンのおいしさ。お店によってはカレーライスのような大胆な盛り付けで出てきたり、もち米そのものに味の変化があったりと、同じメニューで新しい発見ができるのもお楽しみです。いろいろな味を少しずつ試したい方は、お友達とのシェアがおすすめ。
日本のようなもちつきの習慣は、タイではごく一部の地域に限られます。が、もち粉をバナナの葉などで蒸したスイーツは、どこででも食べられる、ホカホカの“ザ・おもち”の食感。托鉢僧にも供されるというこのお菓子、旅の疲れを癒してくれる極上のおいしさです。