福岡市を流れる那珂川の上流に位置する、筑紫耶馬溪。豊かな自然に溢れた渓谷での、様々な楽しみ方を紹介します。
福岡市の中央を流れる県の水源ともいえる那珂川の上流には、筑紫耶馬溪(ちくしやばけい)という場所があります。
元々の名称は釣垂峡(つたるきょう)と呼ばれた渓谷です。この付近は脊振雷山県立自然公園に指定されていて四季折々の景観が楽しめ、年間通じて行楽客が訪れています。
春は散策、夏は川遊びが出来る筑紫耶馬渓の近くには、グリーンピアなかがわキャンプ村があります。
水と緑に囲まれ広々としたスキップ広場では桜、ツツジ、アジサイが植えられ季節に準じて開花が楽しめます。
キャンプ村のバーベキューコーナーは日帰りでの利用も可能。
夏場は山の水を使った山水プールもあり、家族連れにもおすすめです。
那珂川流域は県内でヤマメが生息する数少ない場所だそうです。筑紫耶馬溪はその上流に位置する為、釣り人に人気のあるスポットでもあります。ヤマメ以外にも、ニジマス、ハヤがすみも釣れるようです。
筑紫耶馬溪は一枚岩などが多く、ボルダリングエリアとしても注目されています。ポイントが河原に点在し、課題の難易度も高低が幅広く揃っているため、初心者から上級者まで楽しめます。
岩の高さは2mのものから6~7mぐらいのものまであるので、力量・レベルに合わせて準備をして行きましょう。
筑紫耶馬溪は秋の紅葉シーズンに合わせて訪れる方も多いそう。南畑ダムの周辺には整備された公園があり、筑紫耶馬渓「南畑公園」またの名は「もみじ公園」とも称されていて、地域の方に親しまれている観光スポットです。
12月の初旬から中旬にかけてが見頃だそうですよ。
もともと「釣垂峡」というネーミングだったところを、日本三大奇勝や新日本三景の一つとして選定されている大分県の耶馬溪と対比し、筑紫耶馬溪と呼ぶようになったというこのエリア。
本家と比べると小規模ながら、四季折々、気軽に自然と親しめることで、地元民の絶好の行楽地として人気があります。是非一度訪ねてみてください。