日本から一番近い海外観光地である韓国の首都ソウルには、先史時代に遡る歴史と自然(チョヤン)を味わえる場所が点在しています。訪れて損はないおすすめの自然豊かな観光スポットを5つご紹介します!
正式には「ソウル特別市」と呼ばれ、特別市の意味は日本で言うところの「政令指定都市」に相当します。また「ソウル」の意味は、朝鮮語の固有語で「みやこ」のことを表します。朝鮮民族国家最後の王朝だった李氏朝鮮(朝鮮王朝)の頃より王都として栄え、四方の方角を司る「四神」の存在を伝統的に信仰する「四神相応」の思想により建てられました。日本からも近い距離なので観光やショッピングもリーズナブルに楽しめ、親しまれている人気の場所です。
ソウルは標高500m前後の山々や丘陵に囲まれた盆地に位置します。都市としての機能以外に、自然に恵まれた場所があるのも魅力なんです!ここで、一度は訪れるといいチョヤン満喫な5か所をご紹介します。
市内鍾路区(チョンノク)の仁王山(インワンサン)にある渓谷です。
王朝時代の絵画の風景としてもよく描かれ、2010年には市の記念物第31号に認定されました。ビル街や集合住宅群をすぐ抜けた場所ながら、自然の渓谷がその頃の風景のまま現存していることが評価されています。
清渓川(チョンゲチョン)は、光化門(クァンファムン)を基点に鍾路(チョンノ)、東大門(トンデムン)市場あたりを流れる全長約6キロの河川です。市民の憩いの場として改装工事され美化されています。
春先になれば市を代表する梅の名所として、訪れる人々の目を楽しませてくれます。
自然の流れと都市整備のマッチングがうまく機能しているスポットです。
北漢山およびその周辺は市の北側にあり、国立公園地区として1983年に指定されました。
この「北漢山」という名称は「北側にある大きな山」という意味です。高い岩峰が連なりその谷間を数10ヶ所程の澄んだ渓谷が流れ、約1,300種の動植物が生息していると言われています。
また歴史的建造物や文化遺産級の寺院などが点在し、四季折々の風景は訪れる人々を飽きさせません。
「面積当たり最も多くの観光客が集まる国立公園」としてギネスに認定されています。
市内を流れる代表的な河川の一つです。
韓国そのものの季節を満喫するのなら漢江へ訪れるのがベストだという声もあり、季節ごとに風物を嗜むことができます。
都心をくねくねと曲がって流れる川の趣と爽やかな風を感じられるスポット、特に美しい景観を一望できるヨイド・ハンガン公園はおすすめです。公園の所々にはキバノロ、タヌキ、ヤマネコ等が生息し、オグルマやゴノマハグサといった野生の花も咲いています。
ソレ島は、盤浦漢江公園(バンポハンガンコンウォン)にある人工島です。
水辺に沿ってシダレヤナギが植えてあり遊歩道が続いています。渡り鳥の飛来地にもなっている市民の憩い場です。島とは言っても橋で渡れて、5月になると一面に菜の花が咲く美しい光景が見られます。
また沿岸では水上スキーやモーターボートを楽しむ人々もいて水上アクティビティも盛んに行われています。
四季折々の楽しみ方やアクティビティも盛りだくさんな韓国ソウル市周辺のチョヤンは、人々の暮らしと巧みに折半しながら営まれ続けているようです。ソウルに旅行をされた際は訪れてみてください。