カルチャー
2017.04.18(Tue)

お弁当は京都が起源!?おもてなし上手な京弁当ヒストリー 

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今や日本文化の代表とも言われている「お弁当」。旅行やレジャーなどには欠かせないアイテムのひとつですが、お弁当の歩みをたどると、京都に大きな秘密が!日本人に愛され続けるお弁当の歴史をご紹介します。

みんな大好き♡「BENTO(弁当)」は世界共通語!

日本では昔から馴染みのある「お弁当」は、普段のランチはもちろん、レジャーや旅行などにおいても楽しみのひとつですよね!自宅で手作りしたお弁当を持って出かければ、ちょっとした遠足気分を味わえるのも、お弁当のイイところ♡さらに、今では日本中の至る所でご当地名物の駅弁や空弁などが大人気!旅行や移動時には欠かせないアイテムのひとつになっています。

私たち日本人にとっては身近な「お弁当」ですが、実は世界共通語として使われているんです!表記もそのまま「BENTO」!日本人に愛され続け、世界も注目しているお弁当の歴史を紐解きます♪

貴族も大名も食べた?!「お弁当」

平安時代の貴族たちが旅をする時に持って行ったのが、今で言うおにぎりのようなものだと言われています。ですが、今のように柔らかい握り飯ではなく、長期保存ができるようお米を天日干しにした干飯(ほしいい)と呼ばれるものでした。やがて安土桃山時代に入ると、重箱に酒の肴になるような料理を詰めたお弁当が登場したと言われ、大の花見好きとして知られている豊臣秀吉が花見の時に重宝し、これが花見弁当の原型であるとも考えられています。

このように、京都の貴族から大名へと時代とともに受け継がれてきた弁当は、少しずつカタチを変えて愛され続けていたことがよく分かりますよね。

京都のおもてなしが起源「仕出し弁当」

京都では、お客様をおもてなしする場合やお祝い事をする際、家庭料理ではなく、仕出し屋からお弁当を取り寄せる風習があります。大事なお客様をもてなす時には必ず老舗料理店の味をお出しする、これこそが京都人の心遣い。この仕出し屋の料理を、重箱に詰めた弁当こそが「仕出し弁当」の起源となりました。

京都には伝統を受け継ぐたくさんの仕出し専門店があり、味はもちろん、美しく彩られた盛り付けで客人たちの目を楽しませてくれます。赤、緑、黄、白、黒とバランス良く5色に彩られた「仕出し弁当」は、野菜の姿カタチひとつひとつにもこだわっています。老舗の料理人たちがおもてなしの真心を添えて丁寧に作ったお弁当は、まるでアートのようです。

一度ならず何度でも楽しみたくなる京都の「仕出し弁当」で、お客さまをもてなしてみてはいかがですか?あなたのもとに、上品でステキな時間が宿ってくれますよ♡

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