高知のグルメといえばカツオや柚子が有名ですが、実は隠れたご当地グルメもたくさんあることをご存じですか? 豊かな自然に恵まれた高知では、県内のそれぞれの地域で食文化が発達。地域で生産された食材をふんだんに使った独自のメニューがいくつも存在するんです。
高知県のほぼ中央部に位置する日高村では、村産の高糖度トマト「シュガートマト」を使ったオムライスを提供する「日高村オムライス街道」なるキャンペーンを実施中。国道33号を中心に、11の参加店舗でシュガートマトや地場の野菜を使ったオムライスが食べられます。シンプルなケチャップからデミグラソースまで、バラエティも豊か。
四万十川が流れる四万十町では、養豚が盛ん。味と風味が良く、やわらかいブラント豚「四万十ポーク」を使ったどんぶりが「四万十ポーク丼」です。その種類は実にさまざま。とんテキがのったとんテキ丼や、卵とねぎがふんだんにあしらわれた豚たま丼、角煮がのった角煮丼、さらにはカレーまで。お店によって味もスタイルも異なります。
高知県の東南部に位置する室戸市で食べられるのが、「室戸キンメ丼」。室戸市で水揚げされる金目鯛の照り焼きと、四季折々の刺身を盛り付けたどんぶり。市内では10店舗ほどが提供しており、お店によって味付けや刺身の魚、お吸い物が違います。料理人や地域の人たちで何度もミーティングを重ねて完成したメニューだそうですよ。
高知県の東部に位置し、太平洋を臨む安芸市。太平洋でとれたイワシ類の稚魚を天日干ししてつくるのが、安芸名物の釜あげちりめん。そして、そんな釜あげちりめんを惜しげなく使ったどんぶりが「釜あげちりめん丼」です。柚子のほか、大葉やみょうがといった薬味も安芸産。安芸市内の15以上の店舗でいただくことができます。
それぞれの地域でとれた食材をふんだんに使ったご当地グルメ。海の幸から山の幸まで、自然豊かな高知だからこそ楽しめるメニューがいっぱいです!ほかにも焼きそばや鍋焼きラーメン、どんぶりなど、さまざまなご当地グルメがあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。