Pintripをご覧のみなさま、こんにちは！ 生まれも育ちも高知のライター・はちきんです。今回の旅ログでは、高知のとっておきの情報をお届けいたします！ちなみに「はちきん」とは、高知で女性を表す方言なんですよ。

さて、私たち高知県民がとーっても好きなものといえば……そう「お酒」です！
高知県は全国飲酒量ランキングでも上位に入り、お酒と聞くとテンションが一気に上がる県民性なのですが、実はこれにもちゃんと理由があるんです。

高知は周りを豊かな自然に囲まれており、季節ごとに海・川・山のおいしい恵みを味わうことができます。おいしい料理があると、みんなで楽しく食べて笑い合いたくなりますよね？すると、ついついお酒が進んじゃうんです。
つまり、高知県民のお酒好きは「食べ物のおいしさ」からきているんです。

今回は、高知でおすすめの居酒屋さんをご紹介します。
「料理がおいしい」「初来店＆女性だけでも居心地がいい」「高知の地酒が楽しめる」の3つの条件で選びました。ぜひ高知の旅の参考にしてください。

今回も旅の拠点は「西鉄イン高知はりまや橋」。高知市中心街の真ん中に位置しており、高知イチの繁華街である追手筋はもちろん、穴場的スポットへのアクセスも便利ですよ。

高知で食べたいものといえば、「カツオのたたき」ですよね！
でも、カツオは当たり外れのある魚ですし、焼き方・塩の加減・切り方などが味に大きく影響するので、信頼できるお店を選びたいところ。そこで生まれも育ちも高知の私が、胸を張っておすすめできるお店をご紹介しましょう。

そのお店は「遊食房家　座・えん楽」。西鉄イン高知はりまや橋から電車で5分ほど西へ行ったところの、天神橋通り商店街の一角にあるお店です。

真面目な料理人のご主人と気立てのいい奥さんが営む居酒屋で、店全体が和やかな雰囲気に包まれています。お客さんのほとんどが女性です。
女性客が多いとなると、お料理は小ぶりなのでは？と思いますがご心配なく。出てくるお料理の豪快さはまさに高知流！ 
まずは、高知名物・カツオの塩たたきをいただきましょう。

こちらのカツオは本当に美しい！高知の漁港から仕入れた生カツオのみを使うので、味は折り紙つき。塩にもこだわっており、うま味が強いフランス産の粗塩を使っています。

ご覧ください、この厚み！これぞ本場のカツオのたたきです！
かなり厚いのですが、ここは一口で味わってほしいところ。口いっぱいに感じるカツオのモチっとした食感……あぁ、しあわせ！
上にスライスにんにくをのせて味わうのが高知流で、焼き目の香ばしさ・塩のうま味・にんにくの香りが最高のハーモニーを奏でます。

地元に住む私も大満足のたたきを味わった後は、清流・四万十川からの逸品はいかがでしょう？

四万十川の名物であり、希少な食材である「青さのりの天ぷら」です。青さのりは生産者から直接買い付けているそうで、香りが格別です！このボリュームも贅沢ですね。 
サクッ！ふわっ……とした食感の後に広がる、のりの豊かな香りに思わずうっとり。四万十川のせせらぎが聞こえてくるようです。

そして、こちらのお店ではご主人のオリジナル料理も人気。こちらは「カツオ餃子」です。
カリッと揚がった生地の中から、カツオと野菜のうま味がじゅわ〜っと溢れ、タレをつけなくても美味！ お酒がすすむメニューです。

この他に、洋食メニューやスイーツも充実しています。いろいろ味わってみてくださいね。

地元産のお酒も充実していますのでぜひご賞味を。私のおすすめは地元のみかんを使った「文佳人　山北みかんリキュール」。
みかんの果汁感とはちみつのコクが絶妙で、つい飲みすぎてしまいそうになるので気をつけてください！

旅をしていると、「昼間は食べ過ぎたから、夜は軽めがいいな」という気分になるときもありますよね。
そんなときにおすすめなのが、次にご紹介する「日向食堂　ゆるり」。西鉄イン高知はりまや橋から北へ徒歩4分ほどのところにある、隠れ家的な居酒屋です。

波の絵や流木のインテリアが印象的なお店。こちらも圧倒的に女性客が多く、その名の通り「ゆるり」とした時間が流れているので、初めて訪れた時でも不思議な安心感があります。
500円のカクテルを多数ラインナップしており、「お酒メインで食事は軽め」という女性客も多いそう。

とはいいつつ、お客さんに女性が多い理由はなんと言っても「料理がおいしいから」なんです！
では、おすすめ料理をいただきましょう。

こちらはお店のオープン当初からの人気メニュー「温玉シーザーサラダ」。
お店で使われる野菜はすべて高知県産。ドレッシングが濃厚で美味しいのですが、高知の野菜にはそれに負けないくらいの味わいがあるんです！ おなじみのサラダも高知で食べるとひと味違いますよ。

そして、こちらは看板メニューの「ゆるりのバッテラ」。でも、ただのバッテラではありません。ネタはサーモンとネイリ（カンパチ）で、塩をふってから仕上げに炙るのがゆるり流。一口サイズで食べやすいです。

高知の地酒を楽しむなら、中土佐町という漁師町の酒蔵で造られた「久礼」をぜひ！ 後味のいい淡麗辛口です。氷を浮かべて味わう人もいるそうですよ。

今回ご紹介したお店はどちらも繁華街の追手筋から少し離れた場所にありますが、地元の人のあいだでも評判の高いお店です。ぜひチェックしてみてください。
また、高知でお酒を飲んでいると、近くに座った地元の人が声をかけてきて一緒に盛り上がる、なんてことも多々あります。高知の人たちは人懐っこく、飲むのも食べるのも大好きなので、ぜひ一緒に乾杯してみてはいかがでしょうか？

〈 基本情報 〉
■遊食房家　座・えん楽
住所：高知県高知市本町2-2-24 ベルビル1階
電話番号：088-822-5776
営業時間： 17：30～23：00（ラストオーダー22：00）
金・土は17：30〜24：00（ラストオーダー23：00）
定休日：日曜・第2月曜（月曜が祝日の場合は日曜営業、翌月曜休み。連休の場合は最終日が休み。）
HP：https://the-enraku-2008.jimdo.com

■日向食堂　ゆるり
住所：高知県高知市はりまや町2-6-1
電話番号：088-804-3366
予約専用電話番号：050-5870-6515
営業時間： 17：00～2：00（ラストオーダー1：00）
定休日：水曜

〈 施設情報 〉
■西鉄イン高知はりまや橋
住所：高知県高知市はりまや町1-1-3
電話番号：088-875-5454
HP：https://nnr-h.com/n-inn/kochi/

●掲載内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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