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2017.09.26(Tue)

【旅ログ】歴史ある街並みの話題スポット!博多寺社町を散策♪

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「Pintrip」をご覧のみなさん、こんにちは!食欲は秋だけじゃない、ライターのふくまるです!前回おなかいっぱいレポートをお届けしたので、ちょっと運動しよう!ということで街ぶらしてきましたよ♪

さて。突然ですが、「福岡」と「博多」というふたつの地名の違いをご存知ですか?この違いは、地元の方じゃないとなかなかわからないかもしれませんね~。県外の方は、「福岡=博多」と認識している方もいるかもしれませんが、歴史的には福岡市の中心を南北に流れている那珂川という川の東側を「博多」、西側を「福岡」といいます。

今回はその博多エリア周辺を歩いてみることにしましょう。ご紹介する旅の拠点は「西鉄ホテルクルーム博多」。博多の玄関口、博多駅の目の前にあるホテルです。温泉大浴場があるのがうれしいですね~♪

大博通りからスタート!

こちらは、「古い歴史を持つ博多の町の大通り」という道路であることに由来して名付けられた「大博通り」。博多駅から博多港エリアをまっすぐに結ぶ大通りです。すごく広いですよね!この大博通りから一本入った、昔ながらの博多色が色濃く残る“寺社町”と呼ばれる一帯が今回の目的地です。ホテルから歩いて5分くらいでしょうか。“寺社町”というのは御供所町・上呉服町・中呉服町という町名の付近一帯の通称です。その名の通り、寺院や神社が多くて静かな雰囲気なので、散策にぴったり。

歩いていると何やら大きな門を発見!こちらは2014年に完成した「博多千年門」と呼ばれる、寺社町のウェルカムゲートなんですね。この門をくぐると「承天寺通り」という石畳の遊歩道が現れます。最初の写真は「承天寺通り」の逆側の入り口です。通りの名前になっている「承天寺」はそのすぐそばにある寺院で、かの有名な祭り「博多祇園山笠」発祥の地。また、日本における、うどんやまんじゅうなどの粉食文化の発祥の地ともいわれています。発祥の地ともなれば、美味しいお店が期待できそう!

この「博多千年門」の周辺に最近、注目スポットが続々と登場しているので、さっそく行ってみましょう!

●うどん発祥の地のそばで味わう“中世博多うどん”

「うどん発祥の地に来たら、やっぱりうどんを食べなきゃ!」ということで、まずは創業100年以上という、博多でもっとも長い歴史をもつ老舗製麺所・平和フーズが承天寺のほど近くに構えた「春月庵 承天寺前店」で腹ごしらえを。うどん文化が伝わったといわれる13世紀当時のうどんを再現した“中世博多うどん”を味わうことができるお店です。

店内はカウンターやテーブル席などがあり、一人でも数人のグループでも利用しやすい造り。私は一人だったので坪庭に面したカウンターに座ってみました。

「えーと、ごぼう天うどん…」と注文した私に店員さんは「何玉にされますか?」とニッコリ。そうです、こちらのお店は無料で3玉まで注文でき、14時以降は何玉でも注文OKなんです!「そんなに食べられるかな?でも1玉じゃもったいないし…」なんていう私の気持ちを店員さんはお見通し。「1.5玉とかにもできますよ」と教えてくださったので、その通りにしました。なんてうれしい心遣いでしょう…!!

しばし待つと…、大きな、本当に大きな器でうどんが運ばれてきました。こちらがごぼう天うどん(650円・税込)。博多うどんといえばごぼう天です。薄切りやかき揚げタイプなど店によってタイプは異なりますが、こちらはごぼうの風味をしっかりと感じる太めのごぼう天。うどんは小麦のふすまと胚芽を加えていて、少し茶色がかっています。これがうどん伝来のときの再現なんですね!

器の右端にちょこんと付けたのはゆず胡椒。博多のうどん店ではよく目にするので卓上にあったらぜひ入れてみてください。麺はもっちりと柔らか。いわゆる“やわやわ”の博多うどんではありません。小麦の香りが良く、「さすが製麺所のうどんだわ…!」と唸らずにはいられません。半分以上食べ進めたくらいで店員さんが「麺の追加はいかがですか?」と再びニッコリ。でもお気持ちだけいただきました。1.5玉でかなりおなかいっぱい!大満足で店を後にします。

●おしゃれな友達へのおみやげを選ぶならココ!

さて、次に行ってみたのは「D&DEPARTMENT FUKUOKA」。“ロングライフデザイン”をテーマとするショップで、東京をはじめ全国に拠点を広げているのでご存じの方も多いかと思います。福岡店は2013年にオープン。「博多千年門」の目の前にありますよ。

店内にはインテリアや暮らしの道具、ユーズド家具など「D&DEPARTMENT」がセレクトする商品がずらり!フードやドリンクを楽しめるダイニングもあるので休憩にも最適です。多彩な商品の中でもおすすめしたいのが、福岡ならではのアイテム。おしゃれな友達を驚かせるような、福岡の素敵なおみやげをココで探してみませんか?

選んだのは、福岡県東峰村の太田哲三窯で作られる小石原焼の切立鉢(各864円・税込)。太田哲三さんという陶芸家が手がけた作品です。ダイニングの食器としても使われているもので、スープカップにしたりデザートカップにしたり便利な一品。

そして、丸くてつぶらな目がかわいい「モマ笛」(大1,296円、小972円・税込)。こちらは福岡県福津市にある「津屋崎人形巧房」という工房のものです。“モマ”とはフクロウのこと。笛になっており、吹くと「ホーホー」という音がします。古くは縁起物として神社で授与されていたものですが、現在は郷土玩具として親しまれています。このほかにも、食品や調味料などおみやげにぴったりのものがいろいろありました。

【まとめ】
そのほかにも、寺社町エリアにはおしゃれなコーヒーショップなども新しくできており、歴史ある街並みと話題のスポットが融合した魅力あるエリアへと進化しつつあります。散策にちょうどいい範囲なので、博多地区に行ったときはぜひ足を運んでみてください。参拝ができる寺院もありますよ。そんな場所でしばし静寂の時間を過ごすのも、贅沢な旅の時間の過ごし方、ですよね?

〈 店舗情報 〉
■春月庵 承天寺前店
住所:福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目7-1
電話番号:092-473-2911
営業時間: 11:00~16:00頃(売切れ次第終了)※土曜は~15:30頃
定休日:日曜・祝日
HP:http://www.heiwafoods.co.jp/hakata/

■D&DEPARTMENT FUKUOKA
住所:福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目28-8 2F
電話番号:092-432-3342
営業時間: 11:00~20:00(ダイニングはL.O.19:00)
定休日:水曜
HP:http://www.d-department.com/jp/shop/fukuoka

〈 施設情報 〉
西鉄ホテルクルーム博多
住所:福岡県福岡市博多区博多駅前1-17-6
電話番号:092-413-5454
HP:http://nnr-h.com/croom/hakata/

●掲載内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。
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