アミューズ
2018.02.15(Thu)

【旅ログ】名古屋駅から徒歩ですぐ!円頓寺金毘羅神社の「名古屋弁おみくじ」が面白い

このエントリーをはてなブックマークに追加

寒い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。名古屋の旅好きライター・なごみんです。今回は、ちょっと面白い「名古屋弁おみくじ」についてご紹介します!
そのおみくじがあるのは、「金刀比羅神社」。旅の拠点としている「西鉄イン名古屋錦」の最寄り駅のひとつ、地下鉄丸の内駅からも徒歩で5分ほどのところにある円頓寺(えんどうじ)商店街の中にある神社です。最近、この商店街は街おこしに力を入れていて、新しいカフェやゲストハウスなどが誕生しているところなんですよ!その一方で、昔ながらの味わいも残っているので、散策するととっても楽しい発見があります。

新旧入り混じる魅力的な円頓寺商店街へ向かおう!

まずは、円頓寺商店街へ向かいます。「西鉄イン名古屋錦」から地下鉄丸の内駅まで。そこから西へ向かい、堀川を目指しましょう。堀川にかかる五条橋を渡ると、商店街の入り口が見えてきました!丸の内駅から徒歩約5分で到着です。

この商店街は明治中期、名古屋市内で最も早く形成されたと伝えられている歴史ある場所です。元々はお寺や神社が多かったことから、参拝者相手の商売が増え、商店街が出来上がったと言われています。

時代の流れとともに人足が減ってしまっていたのですが、最近、逆にそのレトロ感がいい感じだと、空き家を再利用した店舗が誕生したり、商店街が一丸となって仕掛ける季節イベントやマーケットなどが開催されたりするようになり、注目を集めています。

昔はギターを持った流しのおじさんもいたという飲み屋街があったり、昭和の風情が漂うレトロなフォントの看板の店が多かったり…と、どこからともなく感じる懐かしい風景。思わずカメラを向けてしまいたくなること間違いなしです。

金刀比羅神社の「名古屋弁おみくじ」をぜひ引いてみて!

さて、円頓寺商店街に行ったらぜひ訪れていただきたいスポットが、今回紹介する「金刀比羅神社(こんぴらじんじゃ)」です!!ここには、おそらく全国の神社でもここにしかないと思われる、名古屋弁で書かれた「名古屋弁おみくじ」があるんです!

ほんとに名古屋弁!アドバイスが妙に染みる!

全国的にも名古屋の河村市長が話す名古屋弁は有名だと思いますが、まるで市長の声が聞こえてきそうな文体で書かれたおみくじが本当に面白いんです。

「昔のことは忘れやあぁ、今が大切だでね」

「万事控えめに時期を待ちゃあ」

名古屋弁で書かれたおみくじのアドバイスがなんだか温かくて、素直に受け止めようと思えてきませんか?名古屋のおじいちゃんやおばあちゃんに優しく言われているような…そんな感じです。

具体的なアドバイスが心に残る!

おみくじには具体的なアドバイスが書いてあります。例えば、今回私が引いたものには、

恋愛:明るい未来が待っとる
賭け:勝つけど自重だで
失物:出るで東を探しゃあ
縁談:今の人はあきらめて新しい人にしやあ

などと書いてありました(笑)。妙に難しい言葉で書いてあるより、名古屋弁で書いてあった方が、なぜかすっと心に入ってくるので不思議です。
とっても話題性がある神社なので、よくテレビ取材なども入っています。境内の絵馬を見てみると、芸能人直筆のものがあったりもしますよ♪

散策途中でおなかが空いたら、「たません」がオススメ!

円頓寺商店街には、小腹が空いた時にぴったりのお店がたくさんあります。

ここでは、名古屋のB級グルメをご紹介しましょう。商店街で約60年「たません」を作り続けている富久屋さん。たませんとは、昭和の時代から名古屋の下町で食べ続けられているグルメで、大判のえびせんべいにソースを塗って、鉄板で焼いた目玉焼きと天かすを乗せて、マヨネーズをかけてはさんだものです。

「昔は名古屋の駄菓子屋さんで、店のおばちゃんが子どもたちに作ってくれていたものなんだよ」と教えてくれたのは、富久屋店主の家田登美子さん。家田さんは、注文が入ってからひとつずつ焼いて、とっても暖かい笑顔で送り出してくれます。なんだか近所の駄菓子屋に来たような気分になるので、大人でも懐かしい気持ちになること間違いなしです!

富久屋は基本の「ふうたま(ふつうのたません)」が200円と、かなりリーズナブルなのも嬉しいポイントです!

地元でよく食べられる「鬼まんじゅう」も試してみて!

「鬼まんじゅう」他の地域にはないお菓子なのではないでしょうか。

こちらも名古屋では庶民的な一品で、薄力粉と砂糖を混ぜ合わせた生地に、角切りのさつまいもを入れて蒸しあげたおやつです。もっちりとした生地と、ほんのりした甘味が小腹を満たしてくれます。手軽に食べ歩きも可能なので、散策途中に頬張るのにぴったり♪

鬼まんじゅうが手に入るのは、「名古屋甘太郎本舗」。お好み焼きがメインの店ですが、店頭にはお好み焼きや焼きの他に、お団子や鬼まんじゅうなども売られているのでチェックしてみてください。

まだまだ面白い発見がたくさんの円頓寺商店街

円頓寺商店街を歩いていると、地元の有志が作った信長、家康、秀吉の三英傑と、なぜだかそこに水戸黄門も混じった銅像があったり、商店街の各店が手作りで作るゆる〜い張りぼてキャラが大集合する七夕まつりがあったりと、面白いものが集まる場所としても有名です。

とってものんびりとした雰囲気が流れる商店街。名古屋の庶民的な一面を見たいなら、こちらをぜひ訪れてみてくださいね!

〈 基本情報 〉
金刀比羅神社
住所:愛知県名古屋市西区那古野1-6

〈 店舗情報 〉
■富久屋
住所:愛知県名古屋市西区那古野2-13-13
電話:052-541-0763
営業時間:10:00~16:00
定休日:日曜日

■名古屋甘太郎本舗
住所:愛知県名古屋市西区那古野2-19-24
電話:052-541-4034
営業時間:10:00~19:00
定休日:水曜日

〈 施設情報 〉
西鉄イン名古屋錦
住所:愛知県名古屋市中区錦2丁目10-12
電話番号:052-209-5454
HP:http://www.n-inn.jp/hotels/nagoya/

●掲載内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。
このエントリーをはてなブックマークに追加