定番の観光スポットではないものの、京都ツウに人気の街が左京区一乗寺。
京都の中心地、祇園四条から電車で約15分。比叡山の麓、山に囲まれた自然豊かな街です。寺院や紅葉の名所が多く、また京都屈指のラーメン街としても有名。最近はオシャレなカフェも増えつつあります。
今回はそんな一乗寺の魅力を紹介します！

一つ目の魅力は、ずばり寺社仏閣めぐりができること。しかも清水寺や平安神宮、金閣寺といったメジャーどころではなく、少々マニアックな寺社仏閣が集まっている点がポイントです。

最も有名なのが「詩仙堂（しせんどう）」。緑が多い静かな境内にししおどしの音が響きます。そんな詩仙堂から徒歩15分の距離にあるのが、「狸谷山不動院（たぬきだにさんふどういん）」。
交通安全祈願が有名で、京都ではこちらのステッカーを貼った車をよく見かけます。ほかにも桜や紅葉が美しい庭園が必見の「圓光寺（えんこうじ）」や、枯山水の庭園が有名な「曼殊院（まんしゅいん）」など、見所がたくさん。

一乗寺で見逃せないのが、ずばりラーメン。
東大路通界隈は「ラーメン激戦区」「ラーメン街道」「ラーメンストリート」などと呼ばれ、人気店が集まっています。現在は全国で展開する「天下一品」も、実は一乗寺の近くで始まりました。また福岡における「とんこつラーメン」や、和歌山における「和歌山ラーメン」といったように京都ラーメンの定義があるわけではなく、それぞれの店がオリジナルの味で勝負しているのが特徴。とはいえ、濃厚なこってり系が多い傾向にあります。

もう一つ一乗寺で人気なのが、カフェ。カレーやパスタ、洋食といったしっかりめの食事を出すカフェから、パティスリーに併設されたカフェまでラインアップも豊富です。

地元の人たちはもちろん、週末は寺社仏閣やラーメンを目的に訪れた観光客で賑わっています。界隈には本や雑貨、ハンドメイドのアクセサリーなどを扱うお店も多いので、街歩きも楽しめます。

寺社仏閣、ラーメン、カフェや雑貨店が集う一乗寺は、「京都の定番観光スポットはもう行った！」という人にぴったり。近隣には少しですが宿泊施設もあるので、散策だけでなく一晩過ごしてみるのもおすすめ。
バスもたくさん走っていますが、レンタルサイクルなどでめぐるのも楽しい街ですよ。

●掲載内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

おすすめ記事

◇【旅ログ】京都のレトロを味わう！珈琲名店巡り

◇【旅ログ】京都屈指のフローリストでお買い物＆山小屋風の町家でランチ

◇【旅ログ】自然と歴史を感じる鴨川からにぎやかな京の街へ