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2018.01.30(Tue)

【旅ログ】自然と歴史を感じる鴨川からにぎやかな京の街へ

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こんにちは!京都育ち京都在住の旅好きライター、キョンです。今回は鴨川のほとりをぶらりお散歩しながら、京都らしいお土産を探しに行こうと思います。

拠点となるのは、ソラリア西鉄ホテル京都プレミア 三条鴨川。目の前がすぐ鴨川という、京都人にとっても憧れる場所に立つホテルです。

冬の京都の寒さを、私たちはよく「底冷えする寒さや~」と表現します。足元からゾクゾクっとする寒さっていうんでしょうか。とにかく冷える!京都の町は、周りを山に囲まれた盆地になっている影響で、冷たい空気がたまっちゃうんですって。

でも、冬のキーンとした空気、私は好きです。なんとなく、心が洗われてリフレッシュできる気がして。寒いけれど防寒さえしていれば大丈夫!この季節にしか出会えない景色がきっとあるはずですよ。足元を重点的にあったかくして、さぁ出発!

京都人の心のふるさと、鴨川をお散歩

ホテルから鴨川沿いに南の方角へ少し歩くと、有名な「三条大橋」が見えてきます。鴨川に架かる橋は数多くありますが、そのなかでも1、2位を争うくらい、最も京都らしい風景を望める橋だと思います。南北にまっすぐ清らかに流れていく鴨川の上から、比叡山をはじめとする山々を見ていると、季節の移り変わりを感じられますよ。

鴨川に面して建てられている古い京町家が並んでいる様子は、京都の人も大好きな風景のひとつです。とっても風情があって素敵ですよね。

私が鴨川での過ごし方としておすすめしたいのは、人物ウォッチング!「鴨川に等間隔に並ぶカップル」の話は有名なのでご存知かもしれませんが、ほかにも尺八を吹いている人や絵を描いている人、大道芸の練習をしている人など、思い思いの趣味をされている人がいるので、そっと観察してもおもしろいですよ~(冬はちょっと少ないかもしれませんが……)。

三条大橋のあたりは、歴史的にも多くのエピソードがある場所です。
江戸時代の頃には、東海道五十三次の西の起点だったそうで、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』の主役である弥次さんと喜多さんの像があります。楽しげな様子の二人を見ていると、どんなこと話しているのかなぁ、なんて思いを巡らせてしまいました。

その隣の立て札には、かの有名な池田屋事件(1864年7月8日に発生)で付いたとされる刀傷が、三条大橋の西側から二つ目の南北擬宝珠に現存している、ということが書かれています。真相は……ぜひご自身の目で確かめてみてください!京都の町には、あちこちにこのような歴史を伝える看板や石碑が立っているので、それらを辿って散策するのもおすすめです。

三条大橋から、次はお買い物エリアの街中に入っていきましょう。橋を背に、三条通をまっすぐ行くと「寺町京極商店街」に入ります。修学旅行などで、来られた方も多いのでは?老舗の名店からチェーン店、カラオケ屋さんやお土産物屋さんまで、多くのお店がズラーッと立ち並んでいます。地元の人も観光客も訪れる、新京極と並んで年中賑わっているエリアです。ずっと歩いていくと、四条につきます。

途中で、有名な「錦市場(にしきいちば)」にも連結していますよ。錦市場は食べ歩きが楽しい場所です。さつま揚げや鮎、お漬物などなど。でもお土産となるとちょっと違うかなぁ、と思いながら歩いていると、錦市場のすぐ近くに、おもしろそうなお茶屋さんを見つけました。

ユーモアたっぷりのパッケージ!京都の玉露をお土産に

お店の名前は、『京都ぎょくろのごえん茶』。お店を覗いてみると、ポップなパッケージがずらり!私がイメージする日本茶と全然違う!けれど、可愛い見た目だけでなく、中身もすごいんです。京都・宇治田原の茶園で丹精込めて作られた玉露を看板商品に、お茶文化をもっと楽しんでもらいたい!と、オリジナルの製品を素敵なコンセプトとパッケージに込めて売られているとのこと。気軽に試飲もさせてくれました。驚き。

「丁寧に入れたお茶ってこんなにふくよかな味わいなんや…」(キョンの心の声)

私自身、“お茶する”ことは大好きなんですが、忙しい毎日のなかで飲むお茶は味わうというか、水分補給のため、みたいになっちゃっています。適当にパックのお茶に沸騰したお湯を注いで飲むのと、こうやってきちんとした茶葉で、適切な温度でいれてもらったお茶って、ほんま別モノや…!ということが、しみじみわかりました。

私は日常でも飲めるように、15袋入りの抹茶入り煎茶玄米茶(1,000円・税抜き)を購入。

お土産に良さそうなのは、日本的で京都らしいパッケージのもの。たくさんあって悩みますが、「京の街ほうじ茶セット」(1,000円・税抜き)なんてお土産にぴったりじゃないですか?

ほかにも、「ほんの気持ち茶」や「ええことありますように茶」(各300円・税抜き)など、ユーモアたっぷりで、もらった人を笑顔にしてくれるお茶が揃っています。
あと、すごく気になったのが、「はなぎょくろ」という、京玉露とハーブがブレンドされたお茶。青、赤、黄緑、橙に幻想的に色づく香りの良いお茶で、なんと飲み終えた茶葉は乾燥して、ポプリやサシェにして使えるんだそうです。

ええ~どれにしよう!!私は「あお色のお茶」(ティーバッグ2個入り 400円・税抜き)にすることにします。青色のお茶って、人生初体験!家に帰って飲むのがとっても楽しみです!
こちらのお店では、オリジナルパッケージやお茶のブレンドも作ってくれるそうです。
そういえば以前、友だちからオリジナルパッケージの玉露のお茶をもらったことがあったんですが、このお店で作ってもらったんや~!とってもうれしくなりました♪

冬の京都、鴨川からにぎやかな町の中心地までテクテク歩いて散策してみましたが、京都を身近に感じてもらうには、やっぱり歩いて見て回るのがおすすめです。思いがけないところに神社がひっそり佇んでいたり、こだわりいっぱいの小さなお店があったりしますから。

そうそう、今回改めて錦市場のアーケードが、こんなにもカラフルで、まるでステンドグラスのようにキレイなことに気が付きました。今まで何度も通ってきたのに!足元や目線の先だけじゃなくって、上にも見どころはあるようですよ。

あなただけの京都を、ぜひ歩きながら探してみてくださいね。

<おまけ>
お土産に買ったはなぎょくろ、「あお色のお茶」を家で飲んでみました。
なんとも言えない優しいブルーと香りに包まれて、幸せな気分になりました♪

〈 基本情報 〉
京都ぎょくろのごえん茶本店
住所:京都市中京区式部町266-2
電話番号 :050-5889-4572
営業時間:11:00-19:00
HP:http://goencha.com

〈 施設情報 〉
ソラリア西鉄ホテル京都プレミア 三条鴨川
住所:京都市中京区木屋町通三条上る上大阪町509番地
電話番号:075-708-5757
HP:http://nnr-h.com/solaria/kyoto_p/

●掲載内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。
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